きっかけはタイムカード
RECXでは従来、社外の協力会社さんにつくってもらったandoid用のタイムカードアプリを使用していました。
それはとても便利なアプリでRECXおよびグループ会社のメンバーの多様な働き方、自由な働き方をサポートしてくれていました。
<かつてのタイムカードアプリ。とても便利でした>▶
例えばテレワーク、中抜け、
退社後にもう一度テレワークで出社や、海外スタッフの勤務記録など、柔軟な打刻機能。
打刻情報のリアルタイムでのチャットワークへの投稿や、打刻忘れリマインド機能、日時・月次のアマリーをスタッフにメールで送信する便利機能。
などなど。
紙のタイムカードでは絶対に実現できないことばかりでした。
企画と機能設定は弊社で行ったものの、手前味噌ながら本当に便利なアプリでした。
ところが、Appsheetでのアプリ開発を学ぶ中で、
『あれ、このアプリってAppsheetで実現できるよね』
と考えるようになり勉強も兼ねて内製化に着手しました。
今までのアプリでももちろん問題はありませんでしたが、コロナ以後目まぐるしく就業環境がかわり、時々のガバナンス体制やコンプライアンスの遵守などの求めもありますから、柔軟に自社開発・自社保守ができるのが理想的です。
アプリ作成自体はかんたん。さすがAppsheet
タイムカードアプリ自体は簡単に開発でき、
『経理スタッフの給与計算業務が激減できる』
『有給の管理や各種手当の管理』
『交通費計算もほぼ自動集計』
『勤怠にまつわる各種申請業務もアプリに一本化』
・・・・
今までのアプリには備えていなかった機能を携え、RECXタイムカードアプリのAppsheet版が出来上がりました。(シンプル化したサンプルアプリは現在準備中です)
ただ一つ問題が・・・。
弊社ではすべての業務のコミュニケーションに チャットワーク ChatWork を使用しています。
社外の方との連携などでは一部、SlackやGoogle Chatなども使用していますが、
年配のスタッフや作業現場でのチャット利用などもあることから、シンプルに使える
Chatworkが一番弊社にフィットするからです。
タイムカードの打刻情報がChatworkに通知されると、
テレワークや異なる拠点で仕事をするメンバーが多い弊社にとっては本当に便利です。
『●●さん出勤したから、例の件連絡してみよう』とか、
『休憩入っているみたいだから戻ったら声掛け用』とか、
『今日は退社してしまったみたいだから明日連絡しよう』といった気遣いができます。
また、管理者目線では遅刻などにもすぐ気付けるし、
スタッフが休憩を取れていない、定時に退社ができていない、などもリアルタイムで把握して声かけてあげられます。
ですが、AppsheetとChatworkの連携がなかなかうまくいかない。
しかたなくGoogleChatに連携させましたが、スタッフ全員ChatWorkを仕事の起点としているため、とても不評・・・・。
タイムカードの打刻情報のChatwork通知がこれほど便利だったとは、失って初めて気づきました。一度便利さに慣れてしまうと、後戻りはできないようです。
AppsheetとChatwork、どうやって連携させる?
新しいAppsheetのタイムカードアプリでは従来のタイムカードアプリのようにChatworkにAPI連携させようとしたところ、上手くいきません。
ネットで解決策を検索するものの、AppsheetとChatworkの組み合わせはほとんど情報がない。公式は英語圏が優勢なのでほとんどがSlack。Chatworkの情報は皆無・・・。
SNSなどでもAppsheet×Chatworkのユーザーが同じ悩みを抱えている模様。
みなさんメールを経由をしたり、外部ツールやGASを利用したり色々回避策はあるがなんとなく気持ちが悪い。弊社でもGoogleカレンダーやスプレッドシートからGAS経由でChatWork連携や頻繁に使用していますが、今回はどうしてもAppsheetで完結したい。
ZapierやiftttやMakeなども使用せずに、コスト掛けず先々のメンテナンスも楽にしたい。
そもそもがプログラミング経験もないですから、なにがおかしいのかがわからない。
某ランサーズでこの部分の開発を相談したところ、打ち合わせのアポ当日になぞの一方的キャンセル・・・。困りました。
プログラミング未経験者、Appsheet初級者、がんばりました。
こうなったら、自力で実現するしかありません。
用語の意味から一つ一つ調べ、簡単に通知ができる設定はできるようになりました。
きっとニーズはたくさんあると思うし、もちろんすでに実現している人もたくさんいると思います。
Appsheetのノウハウはエクセルやスプレッドシートなどのノウハウと違って、やや複雑かつ業務に深く食い込んでるから具体的な活用情報の交換が進みにくい気がします。
特に閉ざしがちな日本のビジネスシーンでは、海外に比べてよりいっそう低調になる気が。
誰かのお役に立てれば幸いと思いますので、ここで共有させていただきます。
これはスモールビジネスのオーナー経営者が自分でAppsheetを作っているからこそできることだと思います。従業員さんが作ってる場合なんかは、社外に気軽にノウハウを公開ってわけにはいかないですもんね。
サンプルアプリや細かい資料は準備中ですが、ひとまず下記の設定をご紹介します。
もっとスマートなやり方や、適切なやり方があったらぜひご指摘ください。
求む情報。
ごめんなさい、これより詳しい資料は近日作ります
・イベントの作成は検索すれば出てくると思いますので、割愛します。
(後日、Tokenの取得から一通り説明する資料を作ります)
ひとまずTASK設定のみ説明します。
上から説明すると
① call a webhook を選択
② Table nameは任意に選ぶ
③ PresetはCustomを選択
④ Urlは下記参照
https://api.chatwork.com/v2/rooms/【ここにチャットのルームID】/messages?body=【ここに投稿する内容。<<カラム名>>やテキストなど】
(なお、弊社RECXの例では、下記のように設定しています。)
https://api.chatwork.com/v2/rooms/123456●●●/messages?body=<<氏名>> : おはようございます 。<<打刻時刻>> <<出勤場所>> に出勤しました。 <<コメント>>
⑤ HTTP VerbはPostを選択
⑥ HTTP Content Typeは Form_URL_ENCODEDを選択
⑦ HTTP Headesは下記参照
X-ChatWorkToken: "ここにチャットワークのトークンを入力"
ここまでの登録で、出勤データが追加されたら下記のような投稿が自動で実行されます。
(イベントやBOTの作成はもちろん必要です。ここでは説明省略しています)
説明にするとたったこれだけですね苦笑
すごい苦労した気がするんですが・・・
わかる方には全く無用な情報かもしれませんが、
どこかのAppsheet初心者仲間のお役に立てますように。
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